1.3 文書情報マネジメント・システムの導入メリット
文書情報マネジメント・システムの導入は、デジタル化されたビジネス環境の構築による検索性、生産効率の向上だけでなく、コンテンツのセキュリティ管理、履歴管理がシステムレベルで実現でき、組織のコンプライアンス向上を図ることが可能となる。特に、2008年度に施行が予定されている「金融商品取引法」(日本版SOX法。2006年6月7日、可決成立)の内部統制における業務プロセスの適正化、事業継続計画(BCP)対応など、企業の根幹をなす文書情報の適切な管理体系を企業レベルで実現することができるシステムが、統合文書情報マネジメント・システムである。
- コンプライアンス(Compliance) 規制遵守や内部の情報セキュリティ方針を遵守することが可能となる。ドキュメントの所在とセキュリティを保証することにより、内部統制で求められる高信頼性の監査要件に対応できる。
- コラボレーション(Collaboration) 業務処理のために部門内のワークフローや情報の共有や協業作業などから、情報を必要とする組織内の全てのビジネスユニットに協業モデルを提供できる。ますます分散するオフィス環境でも、高い組織連携と生産性を維持することが可能となる。
- 費用対効果(Cost) ドキュメントの作成、保存、配布のコストが削減できる。処理時間の短縮や情報の即時検索、業務プロセスの効率化により人材の再配置や業務プロセスを効率的・効果的な業務に活用でき、高い導入効果が実現できる。
- 継続性(Continuity) BCP(Business Continuity Plan、事業継続計画)など、24時間365日の企業活動を維持するために重要不可欠な情報資産をデジタル化して管理、活用することは、ミッションクリティカルな業務遂行上、重要な課題である。文書情報マネジメント・システムは、迅速なディザスタリカバリの実現など企業活動の継続を支援するシステムといえる。
- 顧客関係(Customer Relationship) 顧客の要求に対してリアルタイムに応えることができる環境を構築することで、顧客満足度を高めると同時に、顧客との良好な関係維持のためのハイレベルな顧客サービスが実現できる。
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